湯河原温泉への提案(建築家・隈 研吾) – 湯河原温泉まちづくり協議会

湯河原温泉への提案(建築家・隈 研吾)

湯河原温泉は、千歳川を挟んで湯河原町温泉場地区と熱海市泉地区という異なる行政区画に分かれるという特殊事情にあります。

平成22年1月26日に湯河原観光会館で行ったシンポジウム「熱海(泉地区)・湯河原の地域活性化を考える」では、「湯河原温泉をひとつにし、両地域が力を合わせて協力していくこと」の重要性を主要テーマとしました。お陰様で湯河原・泉地区をはじめ、多くの方々の共感を得ることができました。

前シンポジウムの基調講演は、株式会社ぐるなび創業者で、熱海市泉地区に「クレアーレ熱海ゆがわら工房」を構えている、滝久雄会長が行いました。その時のことがご縁となり、滝会長が湯河原温泉全体のデザインを、建築家の隈研吾先生に依頼して下さったことがそもそもの始まりです。

今回は隈先生の提案を、湯河原温泉の方々とその関係者に広く聞いて頂くために、「湯河原温泉まちなか活性化シンポジウム」(平成22年8月23日)を開催しました。このシンポジウムをきっかけとして、様々な立場からの意見や要望を集約し、湯河原温泉のプランを実現させていくという長い道のりが始まります。

一方で、湯河原・泉地区の地域活性化を推進し、隈先生のプランを実現するために、2012年7月、湯河原と熱海市泉地区双方の旅館協同組合、及び湯河原町の観光協会と商工会の有志たちが主体となって、「湯河原温泉まちづくり協議会」を設立しました。湯河原温泉が活性化していくよう、地域のデザインを検討し、温泉地としての様々なしくみを作っていくことを試行錯誤しながら、長期的な視野に立って活動していくことになると思います。

協議会設立の主旨や隈先生の提案をご理解の上、これからも引き続きご支援頂けますよう宜しくお願いいたします。

大和田瑞乃(湯河原温泉まちづくり協議会 顧問/株式会社アセンダント 代表取締役)

湯河原温泉への提案(建築家・隈 研吾)